■子宮や卵巣の病気
■子宮や卵巣の病気
婦人科良性腫瘍の代表的なものとして、子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症、卵巣腫瘍などがあげられます。
中には悪性腫瘍(がん)との鑑別がむずかしい場合があること、また子宮内膜症や卵巣腫瘍の中には、将来がん化する可能性のあるタイプが存在することが明らかになっているため、その診断やフォローアップには専門的な知識が必要です。
■卵巣腫瘍
卵巣に発生した腫瘍のことで、大きいものでは30cmを超えることもあります。
卵巣腫瘍には様々な種類がありますが、その発生起源から表層上皮性・間質性腫瘍、性索間質性腫瘍、胚細胞腫瘍などに大別され、それぞれに、良性腫瘍、境界悪性腫瘍、悪性腫瘍があります。
卵巣腫瘍は一般的に無症状であることが多く、超音波検査、必要に応じて血液検査やMRIで検査を行います。
■子宮のがん
【子宮頸がん】
子宮頸がんは女性特有のがんとしては乳がんに次いで罹患率が高く、毎年、約10,000人もの女性が新たに子宮頸がんにかかっています。
また、以前は発症のピークが40代でしたが、近年は若年化が進んでおり、発症のピークは30代となり、ちょうど妊娠・出産を考える時期と重なります。20~30代のがんで第1位の罹患率です。
【子宮体がん】
子宮体部に発生するがんが子宮体がんで、近年、日本の成人女性に増えてきているがんのひとつです。そのほとんどは子宮体部の内側にある子宮内膜という組織から発生し、子宮内膜がんとも呼ばれています。
子宮頸がんに比べて子宮体がんになる年代は比較的高齢ですので、更年期あるいは閉経後の不正出血がある時には特に注意が必要です。
■いつ診察に行ったら良いの?
初めての方はいつでもご都合の良い時にご予約をお取りください。がん検査をご希望される場合は月経以外の時期にお越しください。
また一部の検査には行うのに最適な時期がありますので、必要な際にご案内いたします。
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