緊急避妊(アフターピル)の相談

■緊急避妊(アフターピル)の相談

■緊急避妊とは

避妊に失敗してから72時間以内に緊急避妊薬(アフターピル)を内服する方法です。

72時間以内という制限は、精子と卵子が受精し着床する前の時間を指しています。緊急避妊薬を服用することによって、排卵を遅らせ受精を防いだり、着床前に子宮内膜を変化させたりして妊娠成立を防ぎます。ただし、避妊効果は100%ではありません。

また、内服以外の方法として性交後120時間以内に子宮内に「銅付加子宮内避妊具(IUD)」を入れる方法もあります。

■緊急避妊の方法

日本国内唯一の厚生労働省承認の緊急避妊薬であるノルレボ錠を処方します。72時間以内に1錠1回のみ服用します。処方されたらすぐにお飲みください。1回の服用でよく、吐き気などの副作用が少ないのが特徴です。緊急避妊薬の処方は保険適用外となります。

銅付加子宮内避妊具(IUD)を挿入する処置は医師が行います。有効性はノルレボ錠より高く有効期間も長いと言われていますが、出産を経験していない女性では処置が難しい場合があること、性感染症のある場合は感染を悪化させる危険性もありますので医師にご相談ください。

■いつ診察に行ったら良いの?

避妊の失敗後、内服の時間が早ければ早いほど高い効果を得ることができます。予約が取れない場合にはお電話にてお問い合わせください。

■診察のあとは

緊急避妊薬の避妊効果は100%ではありません。また、内服後の性交により妊娠する可能性がありますので、次の月経が確認できるまでは性交を控えてください。

月経が開始予定日よりも1週間以上遅れる、あるいは普段とは異なる出血や腹痛のある場合は妊娠の可能性について確認する必要がありますので受診してください。

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